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2017.06.06

動物病院で処方される薬

ジェネリック医薬品という言葉が知られるようになってきましたね。最初に作られたお薬(先発品)の特許が切れて、他のメーカーが作った同じ成分の後発品を指します。

 

一方で、動物向けに作られたお薬が増えてきています。動物専用に開発された薬剤や、人で使われている薬剤をペットに与えやすいようにしたものです。

 

そこで動物病院には

①人用の先発品

②人用の後発品

③動物用の先発品

④動物用の後発品

の4種類があります。それでは、同じ成分の違うお薬は、どんな基準で使い分けているかご存知ですか?

 

  • まずはお薬の量。人用のお薬は体の小さなペットには多すぎます。動物の医療では投与量を体重当たりで計算するので、動物用薬はサイズ展開が豊富だったり、割りやすいように線が入っていたりします。
  • 次は、飲ませやすさ。錠剤が小さい、粉にしやすい、シロップがある、フレーバー付きなどなど。毎日の投薬を楽にする配慮はありがたいですね。
  • それから値段。後発品、特に人用のものは安価なのでお薬代の節約に。
  • また、中には先発品と後発品とで効果に差があるものもあります。お薬を混ぜる基剤や添加物が違うと、体に吸収される度合いが変わるためです。同じ成分といっても、全く同じではないのですね。

 

飼い主さんのご希望により、より使いやすいお薬を取り寄せることもあります。お薬に関するお困りごとは遠慮なくご相談ください。違うお薬にすると解決するかもしれませんよ。

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