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2016.08.04

犬の心臓病:いつ治療を始めるか

心臓が大きくなっていないか、レントゲン画像で測定します。

中高齢のわんちゃんには、弁膜症という心臓病が多いことは以前のブログで取り上げました。

この病気は、一般的にゆっくりと進行します。最初は症状もなく、検診で心臓に雑音があると言われてびっくりされる飼い主さんが少なくありません。

このように早期に発見された場合は、いつどんな薬を飲ませ始めるべきなのでしょうか?

アメリカ獣医内科学学会(ACVIM)から2009年に発表され、今も改訂中の診断・治療ガイドラインにその目安が載っています(英語ですが、ご興味のある方はぜひご一読下さい)。

そこで、ガイドラインに従い、身体検査、画像検査、血液検査などで重症度を調べます。その上で、薬の飲ませやすさや費用などを踏まえて治療するか、どんな薬が合うかを決める訳です。まずは聴診器で「もしもし」が大事ですから、健診にいらして下さいね。

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