犬と猫の内科

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当院で治療する内科の病気

腎不全

腎臓は、体に溜まった老廃物を尿として体外に排出したり、新しい血液をつくるための分泌物を出したりして、体の調子を整えます。

高齢などのために腎臓が機能不全を起こすと、嘔吐や食欲低下、貧血など、様々な症状が現れます。

当院では、血液検査、画像検査などに基づいて腎不全の診断をし、腎不全を悪化させないための食事管理、内服治療、皮下または静脈点滴治療などを行っています。

肝臓病

肝臓は、体内に取り込んだ栄養分を代謝したり、体に必要なタンパク質を作ったり、毒物を無害化して排泄したりと、とても多くの大事な仕事を担います。

過度の肥満、不適切な食事、遺伝的体質などが誘因となって、肝臓に炎症が起こったり、胆汁の流れが悪くなったりすると、肝機能の低下が現れることがあります。

当院では、血液検査、画像診断などに基づいて肝臓病の診断をし、肝機能を悪化させないための食事管理、内服治療を行っています。

膵炎・糖尿病

膵臓は、食べ物の消化に必要な消化液を分泌したり、血糖値をコントロールしたりする臓器です。

脂肪の摂りすぎ、肥満、遺伝的体質などにより、膵臓が炎症を起こすことがあり、嘔吐・食欲不振、ショック症状などにより、急激な体調の悪化が見られることがあります。また、インスリンの分泌が低下し、血糖値が上昇して糖尿病を発症することがあります。

当院では、血液検査、画像検査を通して膵臓の病気を診断しています。病気の程度によりますが、膵炎・糖尿病などでは、入院下での静脈輸液およびインスリン投与による血糖コントロールを行います。長期的な維持管理のためには、食事指導やインスリン在宅投与の指導も行っています。

副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)

お腹の中の腎臓のそばに、副腎という臓器が左右一対であります。副腎は非常に小さな臓器ですが、血圧を調整したり、ステロイドを分泌して体のストレスに対処するなどの機能を担っています。

犬では、副腎の皮質という部分が肥厚して、大量のステロイドホルモンが分泌されることにより、腹部の膨満、脱毛、多飲多尿などの症状が現れることがあり、副腎皮質機能亢進症、別名クッシング症候群と言われています。

当院では、血液検査、レントゲン検査、腹部エコー検査、ACTH刺激試験などにより副腎皮質機能亢進症を診断し、内服による治療を行っています。似たような病気に、副腎腫瘍があり、その鑑別も行っています。

甲状腺疾患

喉の両側に甲状腺という分泌腺があり、甲状腺ホルモンを産生して体の代謝を活発にする働きをしています。

犬では甲状腺ホルモンの分泌量が低下する甲状腺機能低下症が認められ、猫ではそれが大量に分泌される甲状腺機能亢進症が認められます。

当院では、身体検査、血液検査、症状の稟告、甲状腺ホルモンの測定を通して甲状腺の病気を診断し、内服による治療を行っています。

腫瘍内科

悪性腫瘍いわゆる「がん」の治療においては、外科的な手術が第一選択となるタイプの他、抗がん剤による化学療法をメインとする場合があります。

リンパ腫はそのような内科的治療をメインとして治療する疾患のひとつであり、全身のリンパ節が腫大する多中心型リンパ腫の他、胃腸に生じる消化器型などがあります。

当院では、血液検査、画像検査、リンパ節の生検などによりリンパ腫の診断を行い、がん細胞のタイプによっては、抗がん剤の治療を行っています。

リンパ腫の他にも、肥満細胞腫、膀胱腫瘍、炎症性乳がんなど、内科治療を行う腫瘍性疾患があります。

蛋白漏出性腸症

腸や腸のリンパ管などに炎症が起こると、体内のタンパク質が消化管内に漏れ出して、低蛋白血症になることがあります。食物に対する過敏反応や、脂肪の消化吸収不良、自己免疫反応などを原因として起こる、これらの疾患群をまとめて、蛋白漏出性腸症と呼びます。

体内のタンパク質が枯渇すると、それらが担っていた様々な機能に異常をきたし、体調を崩してしまいます。

当院では、血液検査などで低蛋白血症の診断とその原因鑑別を行っています。蛋白漏出性腸症を疑った場合、食物除去試験、内視鏡下生検などを行って、食物アレルギー、炎症性腸症(IBD)、リンパ管拡張症などの原因疾患を調べます。

それぞれの疾患に対して、食事管理や内服を使用して治療をしています。

 

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