犬猫では病気を防ぐために他にも様々な予防をする必要があります。
法的に飼い主に義務付けられた予防(狂犬病)と任意のもの(混合ワクチン、フィラリア症、ノミ・マダニ)があります。
任意の予防は、生活環境などに応じて適宜実施します。
狂犬病予防接種(犬)
狂犬病予防法により『犬の登録』『毎年の狂犬病予防注射』『鑑札・注射済票の装着』が犬の飼い主の義務とされています。
登録(鑑札の交付、生涯に一回)
住所地の役所(環境保全課)または集合注射の会場で登録します。
集合注射の場合は、登録(鑑札の交付)と接種(済票の交付)が同時にできます。
ワクチン接種(済票交付、1年に1回)
毎年、動物病院か集合注射にて接種して、済票の交付を受けます。ただし、済票の交付は、八戸市または階上町に在住の飼い主様に限ります。
※ 登録(鑑札交付)前の接種はできませんので、ご注意ください。
※ 八戸市および階上町以外の方も、住所地での登録があれば、当院での接種が可能です。ただし、住所地の役所にて済票の交付を別途受ける必要があります。
※ 接種の際は役所から送られるハガキ「狂犬病予防注射のお知らせ」を病院までお持ち下さい。
混合ワクチン接種
犬・猫を感染症から守るため、定期的に接種する必要があります。
子犬および子猫は、3ヶ月齢を超えるまで、3〜4週おきに数回の接種が必要です。
それ以後は、年1回の追加接種を継続します。犬のパルボウイルス、猫のヘルペスウイルスなど、ワクチン未接種で感染した場合に死亡率が高い感染症もありますので、確実に接種しておきましょう。
犬の混合ワクチン
生活する地域や環境に応じて、6種または8種混合ワクチンを接種します。
8種混合ワクチンは、6種混合で予防できる感染症の他に、レプトスピラ感染症に対する予防を加えたワクチンです。
- 犬ジステンパー
- 犬伝染性肝炎
- 犬アデノウイルス(2型)感染症
- 犬パラインフルエンザ感染症
- 犬パルボウイルス感染症
- 犬コロナウイルス感染症